東日本大震災:水族館再開へ準備急ぐ 奇跡的に生還の社長

「被災地の子供たちに、また笑顔を」。国内で2番目に古い水族館「マリンピア松島水族館」(宮城県松島町)の運営会社社長、西條直彦さん(64)=仙台市太白区=は、東日本大震災津波に車ごとのみ込まれ、奇跡的に生還した。人気のマンボウなども震災の犠牲になったが、水族館の早い再開が地域に元気を与えると信じ、急ピッチで準備を進めている。

 3月11日の地震発生時、仙台市内で仕事中だった西條さんは、海辺にある水族館の様子が気になり、車で松島町に向かった。過去の経験から、警報が出てもさほど大きな津波は到来しないと思っていたが、「高さ10メートル」と伝えるラジオに危機感が募った。

 停電で信号の消えた幹線道路は大渋滞。同県多賀城市内で身動きできずにいた時、ショッピングセンターの屋上に避難した人々が車列に向かって「逃げろ」と手を振る姿が見えた。その数分後、目の前の車が横転し、視界から消えた。

 西條さんの車は近くの木に衝突して停止。天井付近まで水が入ったが、割れた窓から脱出して車の屋根にしがみついた。車ごと漂流した後、民家の屋根上に飛び移った。約1時間後、近くの民家の2階に引き上げられた。生後数カ月の子を抱えた母親らも同じように避難しており、震えながら翌朝まで救助を待った。

 この間、渦巻く濁流の中、人がしがみついた車がいくつも浮いてぐるぐると回っているのが見えた。「どうしようもない。ただ、見ているだけだった」

 同館は、停電で水温調節ができなくなるなどして、マンボウ1匹とコマッコウ(鯨の一種)1頭、ビーバー3匹が死んだ。ほかにも多数の熱帯魚が死んだ。家族を失ったり、家を流された従業員もいる。それでも、スタッフ総出で今月23日の再開を目指し、清掃や補修作業にあたっている。

 震災後、水族館のファンだという子供たちから応援の手紙がたくさん届いた。学校からは「遠足で行きたいが、いつ復旧するのか」などの問い合わせも相次ぐ。1927年の開館以来、地元を中心とするファンに愛され、歴史を築いてきた同館。「避難所や家でじっとしている子供たちは、遊びに出かけたくて仕方ないはず。家族みんなで来て楽しんでほしい」。西條さんは復興の先頭に立とうと、決意を新たにしている。【加藤隆寛】



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奇跡的に助かった人の実体験は想像を絶するものがあります。

自らも被災し、大変な状況である中、復興の先頭に立とうとエンターテイメントを復活させようとしているのはすばらしいことですよね。


震災で疲れた人々の癒しになるように早く再開してもらいたいです。

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